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abulageの日記

字数無制限のつぶやき

田舎の発展という矛盾 自問自答

 発展っていろいろな定義があるとは思うが…

 

 過疎などで苦しむ田舎が、起死回生の思いを込めて、さまざまな発展政策を打ち出す。なぜだろうか。生まれ育った、愛着のある地域がどんどん廃れていくのはとても寂しい、人が沢山住んで、にぎやかになってほしい、とそこの住民は思っているのだろうか。

 その田舎の雰囲気や文化を生かした発展を望むのならば、理解できる。昔から漁業が盛んな田舎であれば、漁業と結びついた発展方法を画策する。伝統的な踊りがその田舎に根付いていたのであれば、それを大々的にアピールするような発展方法を考え出す。米軍基地と交流が盛んであれば、アメリカ文化を全面に押し出してみる。自然が豊かな田舎であれば、それを生かした観光業をとりいれる。こういうのを聞くとなるほどなぁと思わせる。

 ただ、そういう考えがまったく無く、単に、人が集まって建物が沢山出来て、お店もたくさんできてにぎやかになってほしい!という願望は、理解できない。要は、最近そこらへんでできまくっている無個性な地方都市のような発展だ。それを望むのは、なぜなのか、よくわからない。

 そもそも、人が集まってお店もたくさんあるだけで満足するようであれば、大都市に引越すだけでその願いはかなえられる。いちいち今住んでいる田舎が発展するのを待つ必要もない。というか発展するかどうかもわからないし。

 愛着がある地域が、無個性でも発展していってほしい、と思っている人がいるのだろうか。これもまた理解できない。そもそも、なぜその地域に愛着があるのか。他の地域にはない、その地域の特色に惹かれたからではないのだろうか。

 田舎ののんびりした雰囲気が好きだった。その田舎がどんどん廃れていった。それは忍びないので、その田舎の住民が頑張って人を増やしてお店を増やし発展させた。そうすると、その田舎は、にぎやかな都市となったが、喧騒にあふれ、なんか落ち着かなくなった。のんびりした雰囲気は消滅。

 このようなことにならないのだろうか。

 

「なぜ、その田舎を発展させたいのか、過疎を食い止めたいのか。」

『その地域に愛着があるからである、愛着ある地域の衰退、消滅は嫌だ。』

 

「なぜ愛着があるのか」

『その田舎のノンビリとした環境がすき、ずっと暮らしてきた家族友人親戚が好きだから。』

 

「じゃあ、このまま無個性に発展したら環境がガラっと変わってしまい、あなたの好きな雰囲気は保てなくなるのでは?」

『生活が便利になって、それでいて家族や友人と一緒に暮らしていければ、無個性でも構わない!どんどん廃れればどんどん不便になる。』

 

「無個性でも構わないのであれば、なんでこの地域にこだわるの?不便じゃん。大都市に引っ越したら?買い物も交通も便利よ。」

『だって、大都市はゴミゴミしてるじゃん。みんなせかせかしてるし、それは嫌。』

 

「いまの発展具合を見ると、ゴミゴミせかせかを目指しているようにしか思えない。逆にゴミゴミせかせかしていないと、発展したとは言えなくないか」