abulageとことば

語学いろいろやっていますがの才能はないです。

研究者になりたかったけど挫折した

高校時代、文系コースか理系コースか決めないといけないときがあった。

数学が全くできない俺は、何の迷いもなく文系に進んだ。

 

大学進学を真剣に考えないといけないとき、なんとなく面白そうだからといって、文化系?の勉強が出来そうな大学を選んで、進学した。

そして、なんとなく何か文化的で面白そうなことを研究しながら大学教授になれれば最高だなーと呑気に思っていた。

 

文化的なことっていっても、具体的に何が研究したいかはっきりしていなかった。

まあ、生まれ故郷ということもあって、沖縄の言葉について研究してみようかなーと思うようにはなっていった。

 

沖縄の言葉は廃れつつある。

研究というより、沖縄の言葉の復権、再興に貢献できたらいいなと、思っていた。

そのために、社会言語学をはじめ、沖縄の歴史や、その他必修科目など、様々な授業をまじめに受けた。

まじめに、といっても元がすっからかんの頭では、授業を消化するのがやっとで、そこから発展した考えや斬新な視点などは全く思いつかなかった。だからレポートも当たり障りのない低レベルなものだったと思う。

それでも、自分で専門書などを購入しながら、沖縄の言葉の復権のために何ができるか考えながら、学生生活を過していった。

 

いろいろ資料を読んでいるうちに、沖縄の言葉の衰退した大きな原因を色々学んだ。

そのうちの一つの理由として考えられている説が、俺の沖縄の言葉に対する情熱を冷めさせてしまった。

「沖縄語は沖縄県民自身が衰退させた」

もちろん、そのほか色々な理由もあるけど、この理由は俺にとっては衝撃だった。

詳しくは別で述べるとして…

復帰直後の沖縄を舞台にした以下のコントを見るだけでも、沖縄県民が沖縄語を排除しようとしてたんだなーって思った。

 


方言札1972 #23 - YouTube

 

どんなに文化多様性が大事、伝統文化、言葉が大事といっても、その当事者が嫌がるんなら守っても仕方ないのかな…

まあ、沖縄語はいまでは「守ろう!再び普及させよう!」っていう流れになってはいるけど、これがいつまた「いやーやっぱり守らなくてもいいんじゃない?」って世の中になるかもわからん。

 

そして、沖縄語を復活させてみようかなーと思った動機である、俺の沖縄人としてのアイデンティティ、これが大学で色々勉強するうちに、ものすごーく曖昧なものであることに気づいた。これもあとでまとめてみよう。

 

沖縄の言葉を守るべき普及させるべき論への疑念、そこから発展した沖縄人としてのアイデンティティの揺らぎによって、沖縄の言葉に対する情熱が失われ、そして研究したい対象は無くなり、そのまま就職への道を突き進んだ。

 

このアイデンティティの揺らぎにはいまでも少し悩まされる。

 

追記 

まあ一番の理由はお勉強がそこまで好きじゃないってことに気づいたからなんだけど。